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私たちの脳と腸は、迷走神経と臓器間のメッセンジャー物質によって連絡を取り合い、 双方向に影響を及ぼしています。
腸の状態は、集中力、気分、メンタル面などの脳のはたらきに深く関係しています。
腸には、脳の次に多い数の神経細胞が存在しています。
そして、脳と同じように、神経細胞同士でネットワークを築き上げ、腸管神経系として脳の支配を受けずに、自律して働くことができます。
腸は、脳とは別の独自のシステムを持っているので「第二の脳」と呼ばれています。
脳は、自律神経を介して、腸へ情報を伝達しています。
逆に、腸も、腸が独自の神経ネットワークで感知した情報を脳へ伝達しています。
さらに、腸から脳へと送られる情報量は、脳から腸へ送られる情報量より多いといわれており、脳は、腸から送られてくる情報に大きく影響を受けます。
そして、腸から脳に送られる情報は、腸内細菌の存在が大きく関与しています。
私たちの気分や性格は、脳の神経伝達物質のはたらきによって左右されています。
「幸せホルモン」と呼ばれており、セロトニンが不足すると、疲れやすくなったり、怒りっぽくなったり、落ち込みやすくなったりします。
「快楽ホルモン」と呼ばれており、不足すると、喜びや、やる気を失って無気力になります。
「怒りのホルモン」脳内では、恐怖、怒り、不安、集中、覚醒に、作用する神経伝達物質です。不足すると、やる気や集中力を失います。
これらの神経伝達物質の生成に関わっているのが、腸と腸内細菌です。
腸内細菌は、脳腸相関においても、神経伝達物質の生成においても、重要な役目を果たしていることになります。
腸内細菌がバランスよく、たくさん腸内いる状態が、腸にとってよい環境です。
自閉症の子の腸内細菌の種類と数が、そうでない子と比べて、とても少ないことがわかっています。そして、腸内環境をよくすることで、自閉症の症状が改善することもわかっています。
人は、意欲や向上心もち、愛をもち、怒りや悲しみとうまく付き合い、心の平穏を保つことで、社会生活をより豊かに送ることができます。
そのためには、脳腸相関と脳内神経伝達物質、それを生成する腸の働きが重要です。
腸は、脳神経のひとつである「迷走神経」によってコントロールされています。
耳鍼は、体表に露出している迷走神経耳介枝に刺激を加えて、腸の働きを整えます。
そして、臓器の反射区である耳つぼを利用して、<自律神経><免疫系><内分泌系>を調整します。
それによって、次のように腸内環境を整える効果が期待できます。
腸内環境を整えることは、やる気や集中力がアップし、心が健康を保ち、子供の発達が促される、につながる大切な条件であることがわかっています。
耳鍼は、腸内環境の健全化をサポートします。
病気の予防と病状の改善だけでなく、脳機能の低下や向上に興味をお持ちの方は、おみみのはりにご相談ください!
青山はり治療院
おみみのはり 服部