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慢性上咽頭炎は、上咽頭の炎症が長期化して、常に炎症を起こしている常態です。
上咽頭は、鼻の奥の空気の通り道です。
急性上咽頭炎は、いわゆるカゼの時の、鼻と喉の間の痛み、鼻の奥から喉に鼻汁が垂れる、痰、咳、といった症状があります。
慢性上咽頭炎では、上咽頭炎の症状に加えて、倦怠感やめまい、皮膚炎、関節炎など、喉とは関係の無い、いろいろな症状を引き起こします。
慢性になると、鼻や喉の痛みといった、上咽頭炎の症状をほとんど自覚しておらず、喉以外に現れている全身の症状に、原因がわからず苦しんでいるようなケースもあります。
上咽頭の場所
鼻の奥、喉の上、が上咽頭です。
左右の鼻腔から吸い込んだ空気が合流して、その空気の流れが下に向かい、気管へと続く空気の通り道です。
インフルエンザの検査の時に、擦られるところが上咽頭です。
上咽頭の役割
上咽頭は、空気とともに吸い込まれてきた、細菌やウィルスの侵入を防ぐ、免疫機能を持っています。
多数のリンパ球が臨戦体制で待ち構えています。 侵入を防ぐ戦いは、炎症症状(発熱や腫れ)として現れます。
慢性上咽頭炎は、軽度から中等度の炎症が持続している状態です。
自覚症状がなかったり、咽頭とは関係なさそうな症状が出ることが特徴です。
新型コロナウィルスの感染によって、重症の慢性上咽頭炎を引き起こした例も多くあったと考えられています。
慢性上咽頭炎の症状は、3つに分けることができます。
上咽頭炎による直接症状(放射痛を含む) |
咽頭違和感、後鼻漏、咳喘息、痰、首こり、肩こり、頭痛、耳鳴り、舌痛、歯の知覚過敏、多歯痛、顎関節痛など |
自律神経系の乱れを介した症状 |
全身倦怠感、めまい、睡眠障害(不眠・過眠)、起立性調節障害、記憶力・集中力の低下、過敏性腸症候群(下痢・腹痛など)、機能性胃腸症(胃もたれ、胃痛など)、むずむず脚症候群、慢性疲労症候群、線維筋痛症など |
病巣炎症として免疫を介した二次疾患 |
IgA腎症、ネフローゼ症候群、関節炎、胸肋鎖骨過形成症、掌蹠嚢疱症、乾癬、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎など |
堀田修 「道なき道の先を診る」2015年. 医薬経済社
上咽頭の症状に対する耳ばりと、自律神経や臓器に対応する耳ばりを施術します。
副交感神経の大部分の役割を担う迷走神経にはたらきかけ、自律神経の調節、免疫系の調整、によい影響を及ぼします。
当院の「でんきばり」は、 耳に露出した迷走神経の領域(迷走神経耳介枝)に微弱の電流をながします。
迷走神経への刺激は、脳の機能障害の改善、自律神経系、抗炎症に作用します。
迷走神経刺激療法に興味をお持ちの方は、『電気鍼|耳介迷走神経電気刺激』を試してみてください。
青山はり治療院 服部