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発達障害(神経発達症)とは、神経の発生(妊娠の初期)と神経の発達(胎児期、生まれた後)に何らかの問題が生じることによって起こる、脳の機能障害です。
の3つのが大きな特徴とされています
社会性の異常とは、幅広い概念であり、コミュニケーションの障害とセットで説明されています。
典型的な症状・特徴としては、視線が合いにくい、指をさした方向を見ようとしない、名前を呼んでも聞こえていないかのように反応がない、同年代がするようなごっこ遊びをしない、ひとり遊びを好む、言葉の発達の遅れ、があります。
常同行動とは、同じ行動を繰り返すことです。手を叩く、ぴょんぴょん跳ねる、手をひらひらさせる、体をゆらゆら揺らす、おもちゃの車輪をぐるぐる回す、人形を一定のルールで並べる、がこれにあたります。
また、このような機械的反復だけでなく、決まったおもちゃだけでしか遊ばない、絵本の決まったページをずっと見ている、といった「興味の限定」も常同行動に含まれます。
アスペルガー症候群は、知的発達の遅れを伴わず、かつ、言葉の発達の遅れを伴わないタイプの自閉症です。「高機能自閉症」とも呼ばれます。
アスペルガー症候群のお子さんは、相手の表情や意図、身振り手振りを読み取るのが苦手です。また、相手が言った言葉をそのまま受け取ることが多く、たとえ話や抽象的な表現は不得意です。
会話のテンポが速く、自分の興味のあることを立てつづけに喋る傾向があります。こだわりがあり、特定の物事に強い関心を示すために、周りの人には、身勝手、融通がきかない、と受け取られてしまうことがあります。
限局性学習症は、知的発達に明らかな遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する、などの習得と使用が困難な状態をいいます。原因が、本人の努力不足や教育環境の問題ではなく、脳の働きに問題があって起こるものと考えられます。
この3つの症状の表出の度合いによって「不注意優勢型」「混合型」「多動性ー衝動性優勢型」という具合に個人差があります。
保護者・子ども・関係者からの聞き取り、子どもの行動観察 |
心理検査:WAIS、WISC、ロールハッシャテスト |
発達検査:遠城寺式乳幼児分析的発達検査、DENVER、新版K式発達検査 |
知能検査:WPPSI,WISC、田中ビネー知能検査、鈴木ビネー知能検査 |
MRI検査:脳の器質的な検査 |
脳波検査:てんかん |
DSMやICDなどの基準や、各種指標などを参考にして、医師が診断します。診断に基づき、療育、薬物治療が行われます。
< 行動療法 >
ソーシャルスキルトレーニング、ペアレントトレーニング |
< 薬物療法 >
抗精神薬(興奮、易刺激性、攻撃性などを鎮静化する) |
リスパダール、エビリファイ |
抗うつ薬(反復行為、強迫行為、攻撃性、自傷などを鎮静化する) |
ルボックス、デプロメール、ジェイゾロフト、トレドミン |
気分安定薬(攻撃性、衝動性、気分不安定性) |
デパケン、テグレトール、リーマス |
中枢神経刺激薬(ADHD) |
コンサータ |
抗多動薬(多動、衝動性、不注意) |
ストラテラ |
発達障害(神経発達症)は、どの側面から捉えるかしだいで実態は変化します。
そもそも、脳の発生発達に「完璧」は存在しません。個人差(=個性)もあります。検査の有効性、診断の基準や分類、などわかりにくいことも多いです。
同じ診断名でも、症状の強弱や障害の併発もあり、お子さんの様子はそれぞれです。ひとりのお子さんでも、時と場合によって全く違う顔を見せます。
ネットには、いろいろな情報が溢れています。学校の先生や療育の先生によっても、仰ることや、対応の仕方が違うことはあると思います。
耳ばり治療が、お子さまにとってよい理由は、お子さまの脳機能を高めることと、体調面・精神面を整えることができるからです。
「夜中の2時から起きていて、今日は保育園に行けない」「鼻炎で注意力が散漫になっている」「便秘で機嫌が悪い」
こういう状況では、お子さまは、今持っている能力を出し切ることができません。
耳ばりで、体調面と精神面でよい状態になっていれば、お子さまは毎日たくさんの刺激を受けて、成長発達が促されていきます。
子どもの脳は、神経ネットワークを拡げ、シナプスをつなぎ直しながら、成長している段階です。神経発達症(発達障害)のお子さまの特徴として、脳の血流(特に前頭部)が乏しいことが知られています。言葉やコミュニケーション機能は、小脳の働きが関係しています。
腸は、脳内神経伝達物質の素となる物質をつくります。セロトニン、ドーパミン、GABAなどの神経伝達物質のバランスが、お子さまの性格や感情、行動に影響を及ぼします。耳ばりによる迷走神経への刺激は、腸の環境を整える作用があります。
神経発達症(発達障害)のお子さまの特徴として、睡眠障害、胃腸が弱いケースが多いです。睡眠と、消化・吸収・排泄の向上は、お子さまの成長の原動力となります。
神経発達症(発達障害)のお子さまは、不安が強い、興奮しやすい、ストレスを感じやすい、という特性を持っていることが多いです。耳ツボを使って、精神が安定するように促します。
_ 自閉症スペクトラム : 2- 6歳 〜
_ 注意欠陥多動性障害 : 2- 3歳 〜
_ アスペルガー症候群 : 7-10歳 〜
_ 限局性学習症 : 9-10歳 〜
のお子さまが多いです。
脳の機能は、領域ごとに発達のピークが異なります。後ろから前へ、後頭葉、側頭葉、頭頂葉、前頭葉、と発達します。最後に発達する「前頭葉」は、感情のコントロール、理性、思考や判断、コミュニケーションなど「高次認知機能」に関わる領域です。5歳から20歳ぐらいまでの間、他の領域と比べ時間をかけて発達します。
また、脳には可塑性(かそせい)といって、活動に応じて脳神経回路の構造と機能を変化させる性質を持っています。活動というのは、生活習慣や運動、そして、耳ばりによる刺激も範疇であると考えています。
当院では、大人の発達障害の耳ばり治療も行なっております。
大人の方の場合は、二次障害への治療が主になります。二次障害は、耳ばりで緩和したり、予防したりすることができます。
睡眠障害、集中力欠如、ストレスを抱えこむ、疲労感が強い、という傾向の方は、どうぞご相談ください。