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耳鍼が効く仕組み

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うつ病

もくじ

うつ病とは

うつ病は、気分障害のひとつです。
気分障害は、3つに分類されます。

大うつ病性障害(うつ病)
双極性障害(躁うつ病)
持続性気分障害(気分変調症)

原因

うつ病の原因は、はっきりとは判っていません。

ストレスが原因となって発症することもありますし、何か他の病気がうつ病を引き起こすこともあります。気質・性格・考え方といったものが、関係することもあります。

症状

うつ病では、「心の不調」と「身体の不調」が現れます。

  • 気分が落ち込む
  • 自分を過度に責める
  • イライラする
  • 何をしても楽しくない
  • 楽しかったことにも興味が持てない
  • 集中力が続かない
  • 思考力、決断力が落ちる
  • 物事を悪い方向に考えてしまう
  • 死にたい、消えたい、などと考えてしまう
  • 眠れない
  • 疲れやすい
  • 食欲がない
  • 息が詰まる、胸が苦しい、動悸がする
  • 頭痛、首肩こり、腰痛
  • めまい、耳鳴り

現代医学による治療

「薬物療法」と「精神療法」があります。

休養と薬物療法を同時に行うのが一般的です。
うつ病は再発率が高い病気で、精神療法は再発を防ぐために行われます。

薬物療法抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入薬
精神療法認知行動療法、対人関係療法

うつ病と耳ばり治療

治療方針

うつ病は、脳とからだのエネルギーを使い果たしてしまった状態です。

休養が何よりも大切です。
「早く治さないと」と焦らなくても大丈夫です。急性期→回復期→安定期、を経て回復します。

うつ病・うつ状態では、前頭葉の血流が低下していたり、脳に炎症が見つかっています。脳のすぐ近くにある、耳にはり施術をすることで、脳機能の改善に効果があります。休養と耳ばりを組み合わせることにより、自己治癒力や免疫力が目を覚まし、回復を助けてくれます。

病院の治療は、うつの症状を薬の種類と量、服薬期間でコントロールします。耳ばり治療は、お薬に不安を感じる方のための治療法でもあります。

耳ばり治療の内容

経皮的耳介迷走神経刺激<でんきばり>

近年のうつ病治療は、くすりを用いない治療法が注目されています。なかでも「経皮的迷走神経刺激:tVNS」「経頭蓋磁気刺激:TMS」は、うつ病の治療に効果をあげています。

<でんきばり>は、経皮的耳介迷走神経刺激療法のひとつです。迷走神経が、唯一、体表に露出している、耳のくぼんだ領域に対して行います。耳に鍼を打って、微弱電流を流し、迷走神経を刺激します。

この刺激が、脳内神経伝達物質である、GABA、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの放出や海馬の活動が活性化して、脳機能の向上に影響を及ぼすことができます。

脳血流の増加

耳ばりは、脳のすぐ近くにある「耳」に施術をすることで、その刺激がダイレクトに脳に伝わります。刺激は、前頭葉、大脳辺縁系、脳幹、小脳などをめぐり、血流を増加します。

セロトニンの調節

うつ病が発病する原因のひとつに、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンの減少が考えられています。これらは、精神の機能をつかさどる神経伝達物質(モノアミン)です。

耳ばりの刺激は、モノアミンを産生する神経細胞や神経系を活性化します。特に、セロトニンは精神の安定だけではなく、体内時計や睡眠を調節する働きがあります。

抗炎症作用

うつ状態の脳には、炎症が見られます。耳ばりの刺激により、炎症を抑える働きがあるサイトカイン(免疫細胞から分泌されるタンパク質)が増え、炎症を鎮めます。

また、血流が改善することで、プロスタグランジンという炎症と痛みを引き起こす物質が回収されます。

消化吸収排泄機能の向上

耳介迷走神経刺激は、消化器官のはたらきを高めます。セロトニンの90%は腸に存在し、腸管の蠕動運動に関与しています。

腸のセロトニンを整えることは、脳のセロトニン環境を整えることに繋がります。うつ病は、脳とからだのエネルギーが空(から)の状態です。

消化器官のはたらきが高まると、全身の栄養状態(エネルギー)が改善され、本来ヒトに備わっている自己治癒力、免疫機能、が回復します。

精神の安定<おきばり>

イライラ・気分の落ち込み・意欲の低下などの精神症状に対して、<おきばり>を使い継続的に耳ツボを刺激します。

日中、何度か押してあげることで、精神の安定に、より効果があります。

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