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うららかな陽気に春の訪れを感じます。
春になると、鍼灸院には「なんとなく不調」を感じて来院される方が増えてきます。
その理由として、「春の陽気と体調」が関係しています。
春の特徴を東洋医学の言葉でいうと、「発陳(はっちん)」と「昇発(しょうはつ)」の2つです。
冬は「閉蔵(へいぞう)」といって、栄養を溜め込む、巣ごもり、の季節です。
春になって、その溜め込んだ古いエネルギーを発散するのが発陳です。
冬の間、体は縮こまって固くなっていたので、いきなり激しく動かしてはいけません。ストレッチやウォーキングから始め、徐々に動かすのがよいです。
昇発は、春になると土から芽が出て、鳥や昆虫が活動を始めることをいいます。
春になったのに体を動かさずにいれば、陽気を取り入れることができません。朝起きる時間を少し早めるのがよいです。
冬の間、体に溜まった毒や老廃物を排出するためにも、軽い運動は効果があります。
東洋医学の五蔵(肝心脾肺腎)のうち、肝は昇発を主ります。
そして、春は肝の季節です。
春は、「春一番」に代表されるように風の影響を強く受けます。
風は、ウィルスや細菌、花粉を運びます。
春になって緩んだ体にそれらが入り込んで、カゼを引いたり、アレルギーを悪化させたりするので対策が必要です。
春の養生は「肝」を養い、健やかにすることがポイントになります。
冬の「閉蔵」ができなかった方は、肝の元気が不足しているので特に注意してください。
肝は「木(もく)」と同じグループに属します。
樹木がのびのびと枝葉を拡げるイメージを重ね合わせるとよいです。
季節の移ろいに体を調和させるのが、健康の秘訣です。
東洋医学の知恵と耳鍼を取り入れて、春を楽しく快適に過ごしましょう!
青山はり治療院
おみみのはり 服部