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耳鍼が効く仕組み

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お灸に塩を使います(へその塩灸)

お灸にはいろいろな手法があります。

そのひとつが隔物灸(かくぶつきゅう)といって、皮膚ともぐさ(灸草)の間にものを挟む方法です。

塩灸は、塩の上でもぐさを燃焼させる伝統的なお灸のやり方です。

もくじ

温めるだけではないお灸の作用

お灸は熱刺激によって、体の治癒力を高めて不調から回復する、東洋医学の治療法です。

お灸にに使われる“もぐさ”は、ヨモギの葉です。

ヨモギの葉
もぐさ(艾)

ヨモギの葉はゆるやかに燃焼するだけでなく、チネオールという薬効成分が含まれおり、独自の香りにはリラックス効果もあります。

  • 血流改善
  • 痛みの緩和
  • 炎症を和らげる
  • 免疫力アップ
  • 自律神経の調節
  • 内臓の機能強化
  • 不定愁訴に効く

塩灸の効果

塩灸

みそ灸
にんにく灸
しょうが灸

隔物灸では塩の他に、生姜、にんにく、味噌、などを使う方法があります。

お灸の熱ともぐさの薬効成分に加えて、挟んだものの栄養成分が効果にプラスされるといいですね。

実際には、昔からの民間療法として身近にあるものを利用してきた、という理由が大きいと思います。

塩と体の関係

塩は、人間の体の中で「ナトリウムイオン」と「塩化物イオン」に分かれて存在しています。生命を維持する上で欠かせない働きをしています。

  • 酸素や栄養分を細胞に運ぶ
  • 脳や体に情報を伝える
  • 栄養の吸収や消化を助ける

塩とお灸

  • 塩には水分が含まれているので、お灸の熱が湿熱となり、じんわりと心地よい温度で体を温めます。
  • 塩を挟むことで体と接する面積が大きくなります。広い範囲で、体の奥まで熱が通りやすくなります。

へその塩灸

塩灸は、おへそにすると最大の効果があります。

おへそは、神闕(しんけつ)というツボで、「神が居るところ」という意味です。

おへそは、母親のお腹の中にいた時の名残です。

子宮の胎盤と臍帯で繋がり、母親から酸素と栄養を受け取り、老廃物を受け渡して処理してもらっていました。

  • へその下には大きな動脈があり、子宮や卵巣などの骨盤内臓に血液を送っています。
  • また、みぞおちのあたりからは、様々な内臓に放射状に神経が伸びており、自律神経の密集地帯となっています。

へそ灸の効果

  • おへその上と下、腹部と骨盤内の臓器の血流を促進します
  • お腹に溜まった余分な水分を排出します
  • 胃腸の機能障害
  • 子宮・卵巣機能、月経痛
  • 頻尿、尿もれ、残尿
  • 便秘、下痢
  • 自律神経の調整
  • 免疫機能の調整

耳鍼とへそ灸

迷走神経は、脳から出て大腸まで走行する長い神経です。

耳鍼で上から、へそ灸で下から、迷走神経をやさしく刺激します。

それによって、自律神経・免疫・ホルモンが最適化され、自己治癒力が活性化し、不調を効果的に改善することが期待できます。

当院のへそ塩灸

  • 竹筒を使います
  • 竹筒の下にガーゼで底を作ります
  • 塩を数センチ敷きます
  • 塩の上で、もぐさを燃焼させます
  • 15-20分間、心地よい温かさが続きます

患者さんの感想

  • お腹がキュルキュルと音を立てて動き出した
  • お腹だけでなく、手足の先がポカポカした
  • 頭のもやもやが取れて、すっきりした
  • 数日ぶりにお通じがあった
  • 家に帰ってからもお腹のほかほかが続いていた
  • 夜中、トイレに行くことなくぐっすり眠れた
  • お腹の緊張がとれて、やわらかくなります。
  • 気持ちがよくてリラックスできる上に、うれしい効果がたくさん。

ぜひ、当院で本格的なへその塩灸を体験してみてください!

青山はり治療院
おみみのはり 服部

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