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IgA腎症は、免疫反応の異常により腎臓が壊れていく病気です。
20-30代に多いですが、どの年代でも発症します。
原因が不明であるため、治療法も確立されていません。
鍼灸は、からだの炎症を抑制する効果、症状を悪化させない体調管理、によりIgA腎症の患者さんのケアに役立つものと考えています。
IgA腎症は、慢性腎臓病の原因である慢性糸球体腎炎のひとつです。
免疫の役割を果たす「IgA(アイジーエー)免疫グロブリンA」の異常な塊が、腎臓に溜まって炎症を引き起こします。
症状
IgA腎症の症状は、長期間ほとんど現れません。
健康診断の尿検査などがきっかけで、病気が見つかります。
病気の進行とともに、腎臓の機能が失われていきます。腎不全の末期になると、腎移植や透析が必要になります。
治療
薬物療法と食事療法が基本となります。
激しい運動や過労を避け、禁煙や血圧の維持など、生活習慣の改善を継続します。
炎症反応の慢性化は、様々な病気を引き起こす原因となります。
鍼灸刺激は、免疫のはたらきを調整し、炎症を抑制させる作用があることがわかっています。
鍼灸施術で自律神経が整うことで、睡眠の質の向上、疲労の回復、メンタルの安定、血圧の低下、などが見られます。
それによって、腎臓への負担軽減、自己治癒力の向上、免疫の調整、といった効果が期待できます。
IgA腎症は、腎機能の低下がほとんど見られず、症状がない状態で見つかる場合もあります。
しかし、そのような方でも、冷え、むくみ、掻痒感、痛み、不眠、倦怠感、首や肩のこり、などのトラブルを抱えていることが多いです。
そのような症状・愁訴に対しても鍼灸ケアを行います。
耳鍼の効果
当院では、体の鍼と耳鍼を用いて施術を行います。
特に、迷走神経刺激療法は、炎症を抑制する効果に優れた方法です。
電気鍼
耳の電気鍼(耳介迷走神経刺激)は、脾臓を介した抗炎症作用が注目されており、IgA腎症に対する効果が期待できます。
置き鍼
耳には全身の臓器とつながる反射区(ツボ)が密集しています。
耳の置き鍼は、耳ツボや反応が出ているポイントに貼ったままにして、持続的に刺激することができます。
1週間つけたままにして効果が長く続くので、ケアの方法としてたいへん優れています。
腎臓は、高血圧や糖尿病などの生活習慣・メタボリックシンドロームと深い関係があります。
IgA腎症では、過労や睡眠不足、食生活の乱れ、なども問題となります。
鍼灸治療は、恒常性(ホメオスタシス)を整え、自己治癒力を高める作用があります。
鍼灸を体調管理に取り入れて、体の機能を高め、腎臓を労わりましょう。
青山はり治療院
おみみのはり 服部