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耳鍼が効く仕組み

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発達の遅れ

もくじ

発達で気になること

かわいい我が子が誕生し、日々の成長を見守る喜び。でもある日、ふと不安がよぎることがあります。

  • 視線が合わない
  • おもちゃに興味を示さない
  • 抱っこがしにくい(低緊張)
  • お座りができない

我が子は我が子のペースで、成長してくれることを願いますが、他の子と比べてしまうこともあります。

  • 呼びかけても反応がない
  • 言葉が出ない、増えない
  • 癇癪(かんしゃく)がきつい
  • お姉ちゃんの時の方が育てやすかった

我が子の個性だとしても、3歳児健診や保育園・幼稚園で問題になるのではないか気になります。

  • うちの子も3歳児健診でひっかかったし、別に大丈夫よ
  • 経過観察と言われたけれど、それでいいのかしら
  • 療育をすすめられている
  • 育て方が悪いように思われないか

原因として考えられること

こどもの発達の遅れを引き起こす可能性として、以下のケースがあげられます。

神経発達症(発達障害)自閉症スペクトラム(ASD)、協調運動障害
早産、感染症、核黄疸、低酸素虚血性脳症
遺伝子疾患
急性脳症、心疾患、肝疾患、腎疾患
甲状腺機能低下症などの内分泌疾患
先天性遺伝的要因

発達の遅れの内容

  • 座る、這う、歩く、などの運動発達の遅れ
  • 言葉の遅れ
  • 理解力、認知、情緒面、などの知的発達の遅れ
  • 年齢に応じた適応力が弱い(生活、社会性、自律性、学習)
  • 身長・体重・頭囲などの身体的発達の遅れ

検査

心理検査
WAIS、WISC、ロールハッシャテスト
発達検査
遠城寺式乳幼児分析的発達検査、DENVER、新版K式発達検査
知能検査
WPPSI,WISC、田中ビネー知能検査、鈴木ビネー知能検査
脳波検査
てんかん
血液検査
甲状腺機能、成長ホルモン、微量元素
X線検査
骨の年齢や発達具合
血尿タンデム質量分析
アミノ酸代謝レベルと遺伝的代謝の問題が組み合わされているかどうか
遺伝子検査
遺伝子のエラーや突然変異、家族の遺伝を調べる

現代医学による治療

治療は発達遅滞の病因に基づいて行われます。

  • 神経発達症(発達障害)では、療育、生活環境の調整、薬物治療
  • 栄養不足による発達遅延であれば、適度な栄養、包括的でバランスの取れた食事、適正な食生活、食欲の増進。
  • 心疾患、肝疾患、腎疾患などの原発性疾患は、全身性疾患に対しての治療。
  • 家族性低身長、特発性低身長および体質性低身長に対しては、成長ホルモンを使用。
  • 甲状腺機能低下症などの代謝性疾患には、応ずる治療と症候性治療、ホルモン治療。

発達の遅れと耳ばり治療

治療方針

発達の遅れについては、原因(疾患)が判明している場合と、わからないない場合があります。

原因疾患がある場合でも、その種類によっては、病院によって診断名が異なったり、途中で診断名が変わることもあります。また、原因疾患がわからなくても、後になって判明することもあります。発達遅滞の隠れた原因として、遺伝子疾患や、自閉症スペクトラム(ASD)が疑われるケースもあります。

原因がわからない場合

発達の遅れの原因がわからない場合は、親御さまは、不安と希望の日々を過ごしていらっしゃいます。耳ばりは、お子さまの脳とからだの成長を促すことができます。何かと心配の多い時期に、耳ばりは、受ける価値のある施術です。

耳ばりによって、食物の摂取・消化・吸収・排泄機能が高まります。睡眠の質とリズムがよくなり、成長ホルモンや、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、オキシトシンといった脳内神経伝達物質がバランスよく作用します。これらは、お子さまの「よく食べ、よく眠り、よく遊び」に繋がり、健やかな成長と発達を促します。

原因疾患がある場合

発達の遅れの原因となる疾患がある場合は、現代医学による治療と耳ばり治療を併用してください。

現代医学の生理病理の観点より、原因疾患に対応した耳ばりをすることで、疾患が引き起こす症状が軽減します。また、疾患をお持ちのお子さまは、消化・吸収・排泄の機能、睡眠が弱いことも多いです。耳ばりでこれらを向上することは、お子さまの成長の原動力となります。加えて、消化器のはたらきがよくなれば、服用しているお薬の効きもよくなります。お薬の副反応に対しては、それを緩和させることにも繋がります。

発達の遅れが遺伝子疾患である場合については、成長とともに発現する可能性がある症状に対しても、それを見越した耳ばりをすることができます。※1

※1)例えば、結節性硬化症は、遺伝子の異常によって起こる病気ですが、顔面血管繊維種、てんかん発作、精神発達遅滞を主徴とします。また年齢別によって、脳や心臓、肺、眼、腎臓に症状が現れやすいという特徴があります。そこで、てんかんに対応した耳ばり治療、排泄・睡眠といった体の基礎的な機能を向上させる耳ばり治療をして、発達を促します。そして、年齢別に症状がでやすい、眼や腎臓といった器官にも気を配りながら、それに対応した耳ばりを行います。

耳ばり対象年齢

生後3ヵ月、体重6kgを目処に施術が可能です

耳ばり治療の内容

脳機能を高める耳ばり

子どもの脳は、神経ネットワークを拡げ、シナプスをつなぎ直しながら、成長している段階です。耳ばりは、脳の血流を促し、機能を高めます。

腸の機能を高める耳ばり

腸は「第二の脳」と言われます。脳の発達には、腸の働きが大きく影響します。腸は、セロトニン、ドーパミン、GABAなどの脳内神経伝達物質の素となる物質をつくります。耳ばりによる迷走神経への刺激は、腸の環境を整える作用があります。

睡眠と排便を整える耳ばり

睡眠と、消化・吸収・排泄の向上は、お子さまの成長の原動力となります。

精神安定を促す耳ばり

癇癪が激しい、夜泣き、多動、などには精神を安定させる効果がある耳ツボを使います。

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