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慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)は、これまで健康な生活をしていた人が、病気や過労などの明らかな原因がないにもかかわらず、日常生活に支障が出るほどの強い疲労が、6ヵ月以上続いている状態です。
ウイルス感染や免疫の異常との関連が疑われますが、はっきりとした原因はわかっていません。
生活環境ストレスをきっかけに、潜伏感染していたウィルスが再活性化し、体内で過剰生産された免疫物質が、脳の機能異常を引き起こしていると考えられています。
繊維筋痛症、自律神経失調症、うつ病、コロナウィルス後遺症
血液検査、尿検査、便検査、心電図、胸部レントゲン
通常の検査では異常が見られないため、無理をして働いていたり、精神疾患として疑われることもあります。
薬物療法を行います。
ビタミンB、ビタミンC 、クエン酸、抗不安薬、抗うつ剤、漢方薬などが使われます。
漢方薬は、補中益気湯、四物湯、加味帰脾湯、十全大補湯、など気血失調を改善する目的で処方されます。
それ以外の薬は、痛みには鎮静剤、胃腸の調子が悪い場合は胃腸薬、睡眠障害には睡眠導入剤、という具合に、付随する症状に対して処方されます。
慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)は、激しい疲労、痛み、めまい、など身体症状だけではありません。気力の減退、集中力の低下、物忘れ、といった精神/神経症状も長期間続きます。これでは、健全な社会生活を送ることが非常に困難になります。たかが疲れではない、深刻な疾患です。
脳の機能異常と、身体的な症状の両方に対して、耳ばりで治療を行います。
慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)では、脳の一部で血流が低下していたり、脳に炎症が見つかっています。
脳のすぐ近くにある耳に対して行う耳ばり治療は、脳機能の改善に効果があります。
耳ばりの刺激は、脳に伝わります。脳の神経回路を介して前頭葉、視床・視床下部・扁桃体・海馬・小脳などを巡り、血流を改善します。
耳ばりの刺激が脳の神経細胞に作用して、セロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質の分泌やバランスを整えます。その結果、精神神経症状が改善します。
耳ばりの刺激により、炎症を抑える働きがあるサイトカイン(免疫細胞から分泌されるタンパク質)が増え、炎症を鎮めます。また、血流が改善することで、プロスタグランジンという炎症と痛みを引き起こす物質が回収されます。
自律神経は、脳の視床下部という場所でコントロールされています。視床下部(本能)と大脳新皮質(理性)との間に混乱(ストレス)が生じた結果、自律神経が機能失調を起こします。耳ばりの刺激は、大脳皮質を経て視床下部に働き、自律神経のバランスを調整します。
迷走神経が耳に露出している部分を耳ばりで刺激します。それにより、迷走神経によって支配されている内臓や消化器の働きがよくなります。全身の栄養状態(エネルギー)を改善し、本来ヒトに備わっている自己治癒力、免疫機能、が回復し症状が改善します。