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頸部ジストニア、口顎舌ジストニア、書痙では、アーテン(一般名:トリヘキシフェニジル塩酸塩)という薬が処方されることが多いです。
アーテンは「抗コリン薬」と呼ばれる種類の薬です。
「アセチルコリン」の働きを抑える薬なので「抗コリン」薬です。
アセチルコリンとは、「脳の命令を筋肉や体に届ける神経伝達物質」のことです。
多すぎても少なすぎても、体に様々な不調が現れます。
ジストニアは、アセチルコリンの過剰、または他の神経伝達物質とのバランスが崩れている状態です。
筋肉が異常に緊張し、こわばる、ふるえる、などの症状を引き起こします。
アーテンはアセチルコリンの働きを抑える薬ですが、ジストニアを起こしている首や顎、腕などの局所の筋肉に直接効くわけではありません。
アーテンは、「脳」で働いてアセチルコリンを抑える「中枢性」抗コリン薬です。
首や口顎、舌などの末梢の運動神経と局所の筋肉において、緊張を直接弱めるという作用はありません。
そして、脳(中枢神経)でアセチルコリンの働きを抑えることから、口渇、目のかすみ・ピントが合わない、便秘、眠気、めまい、ふらつき、の副作用に注意すべきと説明されています。
特に高齢者では、排尿困難・尿閉、物忘れ・軽度の混乱、にも注意が必要となります。
アーテンを止めると、どうなるか
アーテンの服用を中止した場合、ジストニアの症状に対する変化としては、一時的に悪化したような状態に逆戻りするケースがあります。
これについては、アーテンが脳内でアセチルコリンの過剰な働きを抑え込んでいたため、薬が急になくなるとブレーキが外れ、首の筋肉のつっぱり、ねじれ、顎の噛み締め、痛み、ふるえ、舌の硬直、が強く出現していると考えられます。
ジストニアの患者さんには、アーテンで症状がよくなっている実感はないけれども、主治医に指示されるままに、服用を続けている方も多くいらっします。
ジストニアの症状に変化がない、このまま服用していいのか不安、という方は、アーテンを続けるべきか主治医の先生に相談してみるとよいと思います。
当院では、 ジストニアの原因である脳の誤作動を修正し、症状を改善する鍼灸施術に取り組んでいます。
耳の鍼と体の鍼を併用し、脳内アセチルコリンと他の神経伝達物質のバランスを調整、異常な収縮を起こしている筋肉とその運動のネットワークの修正を促すことで、症状の改善、早期の回復が期待できると考えます。
鍼灸の方法でジストニアの改善を目指してみようという方は、当院にご相談ください。
青山はり治療院 服部














