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子どもの抜毛症は、皮膚をむしる、爪を噛む、貧乏ゆすり、などと同じ自己刺激行動のひとつとして考えられています。
抜毛症の前段階として、髪の毛を指に巻きつけたり、引っ張ったりしていじる行為があります。
それがエスカレートして、髪の毛、眉毛、まつ毛を引き抜くようになるのが「抜毛症」です。
発症は10代前後の思春期初期で、女の子に多いです。
不安や緊張が引き金となり、毛を抜いた時に気持ちよさや安心感を得られることで、行動が強化され、やめられなくなります。
抜いた毛を指で触ったり、噛んだりする行動で、安心感を得ていることもあります。
本人がやめたいと思っているケースでは、親がやめるように叱ることは、子どもにとってストレスになり、症状を悪化させます。
症状を改善するために、家庭環境、学校生活、友人関係、受験勉強などストレスの原因を理解して、環境を整えることがまずは必要です。
抜毛症は環境の問題だけではなく、ストレスへの過敏さ、発達との関連、ホルモンバランスなどの影響も考えられます。
<現代医学による治療>
認知行動療法と薬物療法が主な治療方法です。
薬物療法では、抗うつ薬や抗不安剤など精神疾患の治療薬が処方されることがあります。
<子どもの抜毛症の鍼治療>
小児鍼(刺さない鍼)を使って皮膚を刺激し、イライラを抑え、不安を減じ、神経過敏を鎮める施術を行います。
<当院の鍼治療>
当院の特徴である耳鍼を用いて施術を行います。
抜毛症は、不安や緊張、衝動、報酬など脳のメカニズムが関与しています。
耳からの刺激は、脳の環境を整える効果が知られています。
耳の迷走神経の領域から微弱の電流を流し、抜毛症に関与する脳の領域、神経伝達物質にはたらきかけます。
それによって、不安と衝動の抑制、報酬系などを調整する効果が期待できます。
耳の置き鍼(丸い粒を使用)は、貼ったままにして、気持ちが落ち着き、体調を整える効果が長続きします。
お子さまに抜毛症のような兆候がある場合は、鍼治療によるサポートもご検討ください。
青山はり治療院 服部