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鍼灸の施術は、全身の血流向上、こわばった筋肉がやわらかくなる、交感神経の緊張状態を調整、などの効果が知られています。
パーキンソン病の患者さんの多くは、鍼治療のあとすぐに体が楽になっていることに気づき、大変よろこばれます。
施術後のご様子
鍼治療の直後から、患者さんに体の変化を実感していただけるので、鍼灸とパーキンソン病の治療はとても相性がよいと感じています。
治療を重ねることでこのような改善が見られます
このような方が施術を受けにいらっしゃいます
当院では、パーキンソン病・パーキンソン症候群の患者さんの病期に応じた症状の改善、ウエアリングオフとジスキネジアの予防と改善、進行が緩やかに感じられる、を目的とした鍼灸ケアを行います。
お体の鍼と耳鍼を併用した鍼施術
全身に鍼を打ったのちに、耳とお体の大事なポイントに鍼通電を行います
耳の電気鍼
脳に近い耳からの電気刺激がダイレクトに脳に伝わり、脳の広い範囲に投射します。
耳の電気鍼は、脳血流を増加させるだけでなく、脳内環境を制御する細胞のはたらきも高まることがわかっています。
中脳から大脳に投射するドーパミン神経系を活性化し、運動機能・認知機能などが調節されることが期待できます。
パーキンソン病は、50~65歳での発症が多く、高齢になるほど増加します。
治療薬の進歩もあり、発症後も日常生活にほとんど介助を必要とせずに過ごすことができる期間は10〜15年と考えられています。
運動症状
運動に関係する神経伝達物質「ドーパミン」が減少してしまうため、運動症状が起こります
非運動症状
運動症状が出る以前にあらわれることもあります。運動症状と同様、生活に及ぼす影響が大きいです。
レボドパ
現代医学のパーキンソン病治療においては、脳内で不足しているドーパミンを薬で補う「ドーパミン補充療法」が行われます。
初期は薬(レボドパ)がよく効いて、震え、筋肉のこわばり、運動の遅さなどの症状が軽減されます。
しかし、レボドパを何年か服用し続けていると、飲んで2,3時間もすると薬の効果が薄れてしまう「ウェアリングオフ」が現れることがよく知られています。
また、病気の進行とともに、血液中に取り込まれた薬の上昇と、その後の減少が急激に起こりやすくなります。
パーキンソン病[進行期]のレボドパ血中濃度のアップダウンは、「ジスキネジア」という運動合併症を引き起こします。
ジスキネジアでは、手足や肩などが勝手に動く、無意識に口や舌を動かしてしまう、などが現れます。
レボドパ 以外
パーキンソン病の薬は、生涯同じものを使い続けるわけではありません。
ドーパミンと同じようなはたらきをする薬、ドーパミンを長持ちさせる薬、など何種類もあります。
発症年齢、症状、薬の効き具合、病気の進行、運動合併症などに応じて、薬を組み合わせて使用します。
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パーキンソン病・パーキンソン症候群の鍼灸ケアは、当院にご相談ください。