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過敏性腸症候群では、胃腸の検査をしても原因となる病気がみつからないのに、腹痛や腹部不快感、排便の異常(便秘・下痢)が続きます。
通学や通勤の途中で急にお腹が痛くなったり、緊張すると下痢やガス(におい)が漏れる、などを起こす病気です。
成長とともに有病率が大きくなり、小学生では1.4%、中学1~2年生で2.5%、中学3年~高校1年で5.7%、高校2年生で9.2%といった具合です。こどもの長引く腹痛の原因になっていることもあります。
日本人全体でみると、10-15%と見積もられており、20~40代に好発し、加齢とともに低下する傾向にあります
原因はわかっていませんが、細菌やウィルスによる感染性の腸炎にかかった場合、回復後に過敏性腸症候群になりやすいということです。
なども発症の原因や症状の増悪に関係している考えられています。
生活習慣の改善とともに、薬物療法が行われます。
それ以外にも、症状により、セロトニンに機能して腸を動かす薬、便を柔らかくする薬、下痢止め、下剤、痛み止め、抗アレルギー薬、抗うつ薬、抗不安薬が使われます。
下痢型の過敏性腸症候群では、常にトイレのことを考え、スポーツや、アウトドアでやりたいことができず、生活にも仕事にも支障をきたします。
お腹の症状以外にも、倦怠感・不安・不眠・頭痛・頻尿・発汗などの症状が出ている方も多いです。
過敏性腸症候群の方は、楽しいことを楽しめず、つらい思いをしながらも、脂ものや辛いもの、冷たいもの、アルコールを控えたり、健康的な生活習慣を心掛け、精神的なストレスにも強くありたい、と頑張っておられます。
腸の知覚過敏状態を鎮める鍼と、脳の不安状態や、自律神経を安定させる鍼を行います。
<でんきばり>耳介迷走神経電気刺激と、<おきばり>による持続的刺激を使って、脳と腸にはたらきかけ、過敏性腸症候群の症状を改善します。
迷走神経は、腸の働きを調節してます。耳には、体表で唯一、迷走神経が露出している部分があります。耳ばりは、耳介迷走神経を刺激することができます。そして過敏性腸症候群で問題が生じている「脳腸相関」のシステムが正常化するように、はたらきかけます。
過敏性腸症候群の方の脳は、不安や緊張を感じやすい状態になっています。耳ばりの刺激は、脳血流を増加させるとともに、セロトニンやドーパミンなど不安の感情に関わる神経系に作用します。また、精神安定に効果がある耳ツボも使いながら、不安と緊張に過剰反応している脳を鎮静します。
腸の状態だけではなく、食事や睡眠も含めた全体の健康が大切です。からだ全体が健康的であれば、腸の健康状態もよくなります。ヒトの健康には、自律神経がバランスよく働くことが不可欠です。耳ばりの刺激は、自律神経の中枢である、脳の視床下部にも届き、自律神経を安定させてくれます。