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1年以上など、長期にわたって続く「耳の詰まり(耳閉感)」の原因のひとつに、耳管狭窄症が慢性化していることが考えられます。
症状として、
が現れます。

耳管は、鼓膜の奥にある「中耳」と「鼻の奥(上咽頭)」を結ぶ管です。
耳管狭窄症が慢性化する原因として、耳側の問題と鼻側の問題があります。
耳側の問題
重度の中耳炎
中耳炎の炎症が激しかった場合、耳管の内部粘膜が傷つき、治る過程で組織が硬化(繊維化)したり、くっついたり(瘢痕癒着)してしまうことがあります。これにより、物理的に管が狭くなり、筋肉が動いても開かなくなります。
鼻側の問題
慢性副鼻腔炎・慢性上咽頭炎
鼻の奥に慢性的な炎症があると、耳管出口の粘膜が常に腫れ上がって(浮腫)出口を塞ぎます。さらに、粘り気のある鼻水が耳管の穴を物理的に塞ぎ続けるために閉塞します。
アレルギー性鼻炎
アレルギー反応によって、鼻腔から耳管粘膜にかけて継続的な充血とむくみが起こります。1年を通してアレルゲンにさらされている場合、耳管の粘膜が元の厚さに戻るタイミングを失い、慢性的な狭窄状態に陥ります。
胃食道逆流症・咽喉頭逆流症
胃酸が上咽頭まで上がってくることで、耳管の出口付近の粘膜が慢性的に炎症を起こし、腫れてしまう。
耳鼻科での治療
耳管の炎症を抑える抗生剤、アレルギー性鼻炎に対する抗アレルギー薬、鼻の粘膜の腫れを抑えるステロイド点鼻薬、むくみを改善する漢方薬、などが処方されます。
薬だけでなく、耳管に直接空気を送り込んで通りをよくする通気療法や、薬液をミスト状にして吸い込むネブライザー治療を組み合わせることもあります。
以前は服薬していた、今は特に治療をしていない、という患者さんが多く、耳管狭窄症に直接よく効く薬はないようです。
鍼灸で改善を目指す
耳抜きをしても取れない「耳のつまり」に長年悩んでいらっしゃる方が、鍼灸を受けて症状が軽減・改善するケースがあります。
耳管の周辺は特に細い血管が集中しており、自律神経の乱れが耳管の血流に大きな影響を及ぼします。
鍼灸は、自律神経のバランスを整える非常に有効な手段であることが報告されています。
自律神経が整うことによって、滞っている血流が促され、古い水分や老廃物を回収、耳管粘膜のむくみや腫れが引くことが期待できます。
耳まわりの血流改善だけでなく、首こり・肩こりの緩和、睡眠の質の向上の効果などにより、体質そのものにアプローチできるという特徴があります。
当院の特徴
当院では、体の鍼と耳の鍼を併用することで、耳のつまり感の改善に効果をあげています。
特に、耳の電気鍼(耳介迷走神経刺激)は、自律神経の調整効果に優れているだけでなく、慢性炎症を抑える効果(抗炎症作用)が注目されています。
耳つまりの原因となりうる、慢性上咽頭炎や胃食道逆流症に対する根本的な施術ができると考えます。
また、耳つぼの置き鍼は、貼ったままで耳つまりを和らげる効果が実感できると患者さんに喜ばれています。
慢性化している耳閉感には、つまりと一緒に、耳鳴りや、低い音の聞こえにくさを伴うことが多いです。
低音障害型感音難聴、メニエール病に伴う耳づまりにお悩みの方も、鍼灸による改善をおすすめします。
青山はり治療院 服部















