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耳鍼が効く仕組み

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【ディスペプシア】には鍼灸耳鍼が効果的です

機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、新しい病気です。

昔は、慢性胃炎、ストレス性胃炎、などと呼ばれていました。

ディスペプシアとは、消化不良を意味します。

機能性とは、検査をしたが臓器そのものの異常は見当たらない、という意味です。

  • 食後のもたれ感
  • 少量しか食べられない
  • みぞおちの痛み
  • みぞおちの焼ける感じ
  • 吐き気、げっぷ

がんなどの大きな病気ではないので、ひとまずは安心ですが、食べられないので元気が湧いてくる状況にはありません。免疫力も低下します。

病院では、酸分泌を抑える薬や六君子湯などが処方されます。

鍼灸では、胃だけを整えるのではなく、全身のバランスを整えることを考えます。

ディスペプシアは、もとの体質と自律神経の弱りが深く関係しています。

五臓の脾(消化吸収をつかさどる)や肝(代謝と消化を助ける、ストレス・自律神経と関係)のはたらきが影響しています。

お腹の鍼もよいですが、背部・下腿の鍼がよく効きます。

背中には、背部兪穴といって、五臓に対応するつぼが多数存在します。

また、脊椎のつなぎ目から交感神経が伸びており、内臓消化器に連絡しています。鍼の刺激が、交感神経を通じて胃腸の働きを調整します。

下腿にある「足の三里」は胃を整える効果が高いつぼとして有名です。

<当院の特徴>

耳鍼は、消化器を支配する迷走神経のはたらきを調節する作用に大変すぐれています。

◎耳の電気鍼

耳介迷走神経刺激は、迷走神経の上行ラインで脳幹に入り、脳幹から下行ラインで胸部腹部の内臓消化器に作用します。

◎耳の置き鍼

耳にある胃・噴門・十二指腸などの反射区(耳つぼ)に丸い粒を貼ります。

1週間ほどつけたままにして、臓器の働きを整えてくれます。

胃腸のはたらきは、ストレスや疲労、加齢の影響を受けやすいです。

放置していれば、心身が弱り、悪い影響が広がります。

鍼灸を継続的に受けている方が健康なのは、胃腸が元気だからと言えるでしょう。

青山はり治療院 服部

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