営業日
月・水・木・金 |
11:00 〜 19:00 |
土日と祝日も営業 |
11:00 〜 17:00 |
定休日 |
火 ※祝日の場合は営業します |
頚部ジストニアは首の筋肉が自分の意志に反して緊張を起こし、首や肩が捻れ、異常な姿勢をきたします。
それによって、パソコンを使う、字を書く、といった仕事上の動作だけでなく、顔を洗う、歯を磨く、食事をする、本を読む、歩く、階段の昇降、自転車に乗る、など普段は何気なく行う動作も簡単にいかなくなります。
頚部ジストニアは元々、精神的・身体的ストレスが引き金となり発症するという側面があります。
患者さんは発症の原因となったストレスに加えて、首や肩の痛み、姿勢異常によって生活と仕事に支障をきたすこと、長引く症状、この先の不安など更なるストレスを抱えることになります。
頚部ジストニアが完全寛解するまでに年単位に及ぶ理由は「首の捻れ」という病態が大きく影響しています。
自律神経は首の骨(頚椎)と背骨(胸椎・腰椎)を通っています。体が常に不自然にねじれていると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすく、リラックスしにくい状態になります。
人間の姿勢と感情は双方向に影響し合います。背筋を伸ばすと前向きな気持ちになり、逆に下を向いていると悲観的な気持ちになります。
痙性斜頸では、首が不随意にねじれてしまうため、自然と「落ち込んだ」感情が出やすくなってしまいます。
3. 慢性的な筋緊張が脳にストレスを与える
首や肩の筋肉が常に緊張している状態が続くと、脳は「危険がある」と判断して、ストレスホルモンを分泌します。この慢性的なストレス状態は、抑うつ的な症状を助長することがあります。
首がねじれた状態は、周囲の視線や反応が気になり、自信を失いやすくなります。孤立感や自己否定感は、気分の落ち込みに直結することもあります。
頚部ジストニアの症状を早期に改善するには「首の捻れが及ぼす心身への影響のメカニズム」という視点が必要です。
脳と首は直結しており、頚部ジストニアの施術にあたっては「脳の環境を整える」というアプローチが重要であると考えております。
青山はり治療院 服部