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【頚部ジストニア】首の捻れが及ぼす悪影響について

痙性斜頸/頚部ジストニアに関する鍼灸治療の効果と施術内容について説明しています

頚部ジストニアは首の筋肉が自分の意志に反して緊張を起こし、首や肩が捻れ、異常な姿勢をきたします。

それによって、パソコンを使う、字を書く、といった仕事上の動作だけでなく、顔を洗う、歯を磨く、食事をする、本を読む、歩く、階段の昇降、自転車に乗る、など普段は何気なく行う動作も簡単にいかなくなります。

頚部ジストニアは元々、精神的・身体的ストレスが引き金となり発症するという側面があります。

患者さんは発症の原因となったストレスに加えて、首や肩の痛み、姿勢異常によって生活と仕事に支障をきたすこと、長引く症状、この先の不安など更なるストレスを抱えることになります。

頚部ジストニアが完全寛解するまでに年単位に及ぶ理由は「首の捻れ」という病態が大きく影響しています。

  1. 身体のゆがみが自律神経に影響を与える

自律神経は首の骨(頚椎)と背骨(胸椎・腰椎)を通っています。体が常に不自然にねじれていると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすく、リラックスしにくい状態になります。

  1. 体の姿勢と感情には密接な関係がある

人間の姿勢と感情は双方向に影響し合います。背筋を伸ばすと前向きな気持ちになり、逆に下を向いていると悲観的な気持ちになります。

痙性斜頸では、首が不随意にねじれてしまうため、自然と「落ち込んだ」感情が出やすくなってしまいます。

3. 慢性的な筋緊張が脳にストレスを与える

首や肩の筋肉が常に緊張している状態が続くと、脳は「危険がある」と判断して、ストレスホルモンを分泌します。この慢性的なストレス状態は、抑うつ的な症状を助長することがあります。

  1. 社会的・心理的な影響

首がねじれた状態は、周囲の視線や反応が気になり、自信を失いやすくなります。孤立感や自己否定感は、気分の落ち込みに直結することもあります。

頚部ジストニアの症状を早期に改善するには「首の捻れが及ぼす心身への影響のメカニズム」という視点が必要です。

脳と首は直結しており、頚部ジストニアの施術にあたっては「脳の環境を整える」というアプローチが重要であると考えております。

青山はり治療院 服部

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