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圧迫骨折は、くしゃみや尻もちなどのちょっとした外力でも起こることがあり「いつの間にか骨折」とも呼ばれます。
骨粗しょう症で骨の強度が低下している高齢者(特に女性)に多く見られます。
胸腰椎移行部という、第11胸椎から第2腰椎で骨折を起こしやすいです。
胸椎は緩やかに後ろにカーブし、腰椎は前にカーブしています。
そのため、胸椎から腰椎に移行する部分は衝撃が集中しやすいので、思い当たる原因がなくとも損傷、骨折します。
治療法としては、基本的に手術は行われません。
コルセットで固定、痛み止め薬を服用、安静にして骨がくっつくのを待ちます。
高齢の方は、安静にしている期間が長くなると筋力・体力が弱り、いろいろと影響してくるので注意が必要です。
また、骨がしっかりくっつかず不安定な状態「偽関節」、曲がってくっついたり、椎体が潰れて変形したりすることもあります。
そのような場合は、治癒後も痛みや痺れなどの神経障害、腰が曲がることによる逆流性食道炎、便秘、腹部膨満感が問題となります。
<鍼灸の効果>
圧迫骨折を起こす方は、高齢、骨粗しょう症、ロコモ、サルコペニア、フレイルなどの素因をお持ちでいらっしゃいます。
そのため、安静にしすぎず、薬を増やさず、全身状態をよくしていくことを考えなければなりません。
鍼灸は、圧迫骨折した腰だけではなく、多岐に影響が及んでいる「全身」の治療ができるので適しています。
当院では、お体の鍼と耳鍼を併用して施術を行います。
鍼通電を用いておりますが、骨折部に打った鍼に電気を流すことで、治癒を促進することがわかっています。
耳鍼は、疼痛の緩和/炎症の抑制/迷走神経を介した臓器機能の調整、の効果が高いです。
圧迫骨折後の症状を改善するためには、腰に電気をあてて、シップを貼るだけでは全く充分ではないと考えます。
青山はり治療院 服部