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発声障害は、声帯の病変や麻痺がなくても起こることがあります。
そのひとつが痙攣性発声障害です。
精神的な問題と誤解されがちですが「喉の筋肉のけいれん」が問題であり、リハビリ指導を受けても改善は難しいです。
脳の「大脳基底核」という運動の調整を行う部分で不具合が生じています。
特定の筋肉がある動作に反応して異常に緊張する「ジストニア」が、喉に起きたものが「痙攣性発声障害(喉のジストニア)」です。
ボトックス注射で喉の筋肉を麻痺させて、発声しやすくする治療が行われます。
ボトックスの効果が徐々に薄れてくるので、3か月ほどで繰り返す必要があり、根本的な治療にはなりません。
当院では、耳に打った鍼に微弱電流を流す「耳介迷走神経刺激療法」で発声しやすくする治療を行います。
脳に近い耳からの刺激は、脳血流を促し、大脳基底核の神経回路をはじめとする脳内神経ネットワークの誤作動を正常化するはたらきが期待できます。
痙攣性発声障害は、人前での会話など精神的緊張や、疲労や睡眠不足などのストレスで増悪するという特徴もあります。
耳鍼は、不安や緊張に反応する脳の「扁桃体」や迷走神経を介した自律神経の調整効果にも優れています。
それ以外にも、硬くなった首、肩、背中の筋肉をお体の鍼で緩めたり、耳の置き鍼で効果を高め、早期改善を目指した施術を行います。
脳の機能を変える「耳鍼」と「全身鍼灸」による施術で、発声に長年悩んでこられた方、ナレーターや声優など声のプロフェッショナルの方、など多くの方々に声が出やすくなったと喜んでいただいています。
青山はり治療院 服部