【痙性斜頸】頚部ジストニアとアーテンの効果／鍼灸耳鍼

痙性斜頸と診断されて処方されることがある薬のひとつに「アーテン」があります。

アーテンは、筋肉のこわばりやふるえを改善する目的のお薬です。

抗コリン薬といって、神経伝達物質「アセチルコリン」の働きを抑える作用があります。

アセチルコリンは、筋肉を収縮させる指令を伝達する物質です。

痙性斜頸は、首や肩の筋肉が本人の意思と関係なく異常な収縮を起こしています。

アーテンは、アセチルコリンの刺激を抑えることで、ジストニアによる筋肉の不随意運動に有効と考えられています。

患者さんによって、効果を感じられる方もいらっしゃいますし、そうではない方もいらっしゃいます。

劇的な改善を期待して処方されているお薬ではありません。

• 生活や仕事の環境を調整
• 疲労やストレスを溜めない
• 全身のストレッチなどの軽い運動

などが推奨されます。

当院が行う施術は、耳の電気鍼による刺激で「脳」の誤作動を修正、首や肩など筋緊張・ふるえ・痛み・痺れなどを起こしている「局所」へ鍼刺激による改善、全身の鍼で「自己治癒力」を高める効果が期待できます。

症状や経過に合わせた最適な施術を行い、症状の改善、早期の回復を目指します。

青山はり治療院　服部