【強迫性障害】不安を和らげる鍼灸耳鍼

強迫性障害という病気をご存知でしょうか。

過剰に手洗いを繰り返したり、ガスや戸締りを執拗に確認したり、という行為が問題となる病気です。

これらの「強迫行為」だけでなく、取るに足らないことだと分かっていても、その考えが頭から離れない「強迫観念」も強迫性障害の症状です。

強迫観念と強迫行為が度を越えれば、自分の心と体がとても疲れるだけでなく、日常生活、社会生活、家族や周囲の人、にもよくない影響を及ぼします。

鍼灸・耳鍼は、体に小さな刺激を加え、神経を調整し、脳の状態を変えることで、強迫性障害の「不安」や「こだわり」を和らげる効果があります。

脳に近い耳からの刺激「耳鍼」は、特にその効果に優れていると考えます。

例えば、脳の「扁桃体」という不安を察知する器官を耳の反射区（耳つぼ）を使い、その過敏を鎮めることで、症状を和らげる効果が期待できます。

その他、帯状回／海馬、視床などに対応する耳つぼも選択します。

耳鍼は、日本より海外の方が盛んで、パニック障害・PTSD・薬物依存などメンタル疾患を改善する治療法として用いられています。

当院も耳鍼を用いて、メンタル不調の改善に効果をあげています。

強迫性障害の治療には、強迫行為をしないで我慢する「認知行動療法」も必要になります。

行動療法を補完する方法として、鍼灸耳鍼を取り入れていただくと回復が早まります。

青山はり治療院　服部