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【多系統萎縮症・脊髄小脳変性症】の症状/小脳性運動失調(小脳失調)とその治療法

脊髄小脳変性症SCD/多系統萎縮症MSAに関する鍼灸治療の効果と施術内容について説明しています

小脳は後頭部にあり、大きさは大脳の1/10程度の小さな脳です。

しかし、表面には大脳以上に多くのシワ(脳溝)があり、神経細胞の数は大脳(約140億個)よりはるかに多く(約1000億個)あります。

小脳は、体の動きやバランスを整えるはたらきをしており、歩いたり走ったりする時に、転ばないように体をうまく調整します。

また、手足を滑らかに動かすことや、力の入れ具合を調整するのも小脳の役目です。

小脳失調が目立つ多系統萎縮症は、MSA-Cと分類されます。

以前は、オリーブ橋小脳萎縮症という診断名も使われていました。

遺伝性の脊髄小脳変性症のタイプによっては、症状が比較的この小脳症状に限られるものもあります。

私たちの体の動きは、力の強さ、動かす速さ、タイミング、関節の連動、を小脳が精密に調整しています。

小脳がうまくはたらかないと、

  • 動きがバラバラになる
  • 力の入れすぎ、足りなさが起こる
  • タイミングがずれる

という状態になります。

具体的には、

  • 歩く時に足の運びが不ぞろいになり、まっすぐ進めず左右にふらつく
  • 方向転換や立ち上がりの瞬間に大きくよろける
  • 階段を降りるとき足を出すタイミングが合わず、手すりにつかまる
  • 字を書くと、線がふるえて大きさがバラバラになる
  • コップを取ろうとすると手が行きすぎたり、足りなかったりする
  • 箸を使うときに、指の動きがかみ合わず落としてしまう
  • 視線の方向を変えた時に、視界が揺れて安定しない
  • 話すと声が途切れ途切れで、抑揚がぎこちなく、舌足らずな話し方になる

といった症状が小脳症状に該当します。

多系統萎縮症・脊髄小脳変性症の小脳症状に対する治療としては、セレジスト(内服薬)、ヒルトニン(点滴・注射薬)が使われることがあります。

これらの治療薬は、脳内でアセチルコリンやドーパミンといった神経伝達物質の放出・代謝を促進して、神経細胞を活性化する作用を説明されています。

鍼灸においても、現段階で機能している神経のはたらきを最大限に引き出すとともに、弱った神経を活性化する効果が期待できます。

当院では、体の鍼と耳鍼を併用してそれを行います。

体の鍼では、体幹・手足から刺激を送ることで、感覚の入力と運動の出力の神経伝達を活性化して、ふらつきや手の使いにくさなど、小脳症状の改善を図ります。

また当院の特徴でもある耳鍼は、脳に近い耳からの刺激で、脳血流が増加し、神経伝達物質の放出・代謝に作用、神経成長因子、神経栄養因子の合成・分泌が促進されることがわかっています。

当院では専門の鍼灸コースを設けており、多系統萎縮症・脊髄小脳変性症の患者さんのケアに取り組んでいます。

青山はり治療院 服部

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