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耳鍼が効く仕組み

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【多系統萎縮症】患者さんのよだれ(流涎)のお悩みについて

多系統萎縮症/脊髄小脳変性症

唾液は、耳の下や顎の下にある唾液腺でつくられています。

口の中を潤す、味覚を引き出す、消化を促進する、抗菌作用、中和作用などの大切な役割があります。

唾液腺は自律神経と繋がっており、分泌が調整されています。

多系統萎縮症やパーキンソン病では、自律神経の機能が障害されるために唾液は減少します。

しかし患者さんの中には、よだれ(流涎)を訴える方も多くいらっしゃいます。

よだれが口から垂れるだけでなく、気管に流れて咳き込んだり、誤嚥による肺炎を招いたりすることが問題となります。

多系統萎縮症の症状のひとつである「パーキンソン症状」によって、よだれ(流涎)が生じます。

  • 唾液を飲み込む(嚥下)回数が減る
  • 舌の動きが緩慢になっている
  • 顔面、口周りの筋肉が硬くなる
  • 嚥下に関わる筋肉が硬くなる
  • 口が開いたままになっている
  • 首が下がった姿勢になっている

言語聴覚士による嚥下訓練を主体としたリハビリが行われます。

<鍼灸による治療>

  • 顔面・口周りだけでなく、首や肩の筋肉の緊張を緩める
  • 舌の運動に対応するツボも使用
  • 嚥下困難によって生じている五臓の弱りを回復

<当院の治療の特徴>

お体の鍼と耳鍼を用いて施術を行います。

特に耳からの刺激は、脳の機能を高めるとの報告があります。

耳鍼を用いることで、嚥下関連の神経と筋肉を活性化し、嚥下運動を誘発する効果が期待できます。

三叉神経、舌咽神経、迷走神経、大脳皮質(感覚野・運動野)などの神経の働きを調節する効果(ニューロモデュレーション)

嚥下困難は流涎だけでなく、食事が楽しくない、外出や友達とのコミュニケーションが減る、栄養状態の低下、食物を喉に詰まらせる、誤嚥による肺炎、などにつながります。

よだれが気になっている方は早めに専門のトレーニングを受けるとともに、嚥下機能を維持・改善する鍼灸も利用していただきたいと思います。

青山はり治療院 服部

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