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結論から先に述べますと、イップスは、ジストニアです。
ジストニアの分類(罹患部位)では、局所性ジストニア(フォーカルジストニア)に該当します。
フォーカル(focal)とは、全身ではなく、体の一部や筋肉群に「限局された」という意味です。
特に、アスリートやスポーツ競技者に起こるジストニアが「イップス」と呼ばれてきました。
昨今では、イップスの症状は競技者、指導者の間でも理解されていますが、以前は、気持ちが弱いという精神論で語られることも多かったようです。
競技者は、緊張した場面、重要な局面のなかでプレイするので、失敗した時のショック経験、不安・恐怖が尾を引いて、イップスを発症したと考えられたからです。
ジストニアの患者さんのなかには、発症に職業的な要因が関与している例も多くみられます。
その場合は、職業性ジストニアとも呼ばれます。
このように、イップスは分類の仕方によって「局所性ジストニア」であり、「職業性ジストニア」でもある、と言えます。
ジストニアの症状が、競技で特有の動作、特定の環境で出現・増悪するケースにおいては「イップス」と呼んだ方が、症状とイメージが近くなるのかもしれません。
特に、イップスの起源であるゴルフ、メジャースポーツである野球、においては「イップス」として広く認識されています。
ジストニア、イップスの治療においては、発症の誘因となった作業を休んだり、発症している体の部位を安静にしたりするだけでは、症状の改善はみられないことが多いです。
イップス/職業性ジストニアでは、初期においては、特定の動作や環境によってのみ出現していた症状が、増悪により、普段の生活上の動作でも生じることが認められています。
当院では、アスリート、演奏家、一定の作業動作を反復している方に、ジストニアの専門鍼灸を行なっております。
イップス・ジストニアでお悩み、ご不安をお持ちの方は、鍼灸による改善もご検討ください。
青山はり治療院 服部